全国の卓球をやっている皆さん。
「部活をやっている(いた)けど、恥ずかしくて人に言えない」。
このようなことを考えたことはありませんか?
「ダサい、根暗と思われたらどうしよう」「モテないのかな・・・」「コミュ障っぽい」。
悪い想像が、一度は頭をよぎったことがあるのではないでしょうか。
卓球は、決してダサいスポーツではありません。
東京2020オリンピックで水谷隼選手や伊藤美誠選手を始めとする日本代表選手が活躍するなど、今や日本で知らない人はいないメジャーな競技です。
それなのに、どうしてこのようなイメージが先行してしまうのか。
全国の悩める卓球部員を救うべく、部活などで10年以上卓球に打ち込み青春時代を捧げた経験から、解決策を考えます。
目を背けずに楽しく読んでもらえたら本望です。
運動に自信がなくても気軽に始められるスポーツ
卓球は、年齢や性別、国籍、障がいの有無などを問わずに、誰もが気軽に楽しめるスポーツです。
運動に自信がない人でも親しみやすい競技で、中学校の部活動から始める人が多いという特徴もあります。
言い換えると、これまで運動をしてこなかったようなインドア派の人が集まりがちということにつながります。あえてハッキリ言うと、クラスの地味なキャラが自分にもできそうと卓球部に入りがちということです。
それゆえに、サッカーや野球、バスケットボールといった国内でファンの多いスポーツと比べて、陽と陰、明と暗、光と影のように、対になる存在として卓球が位置付けられている印象があります。
・・・と、ここまでが世間の卓球に対する根強いイメージでしょう。想定の範囲内です。
多くの読者の皆さんが薄々感じているであろうことをハッキリと言語化しましたが、スポーツに上も下も良いも悪いもありません。競技の種類のせいにすること自体が間違っています。
ダサいかダサくないかは、結局のところ自分次第。
心身ともに自分を磨き、行動を変えていくことで、状況は改善されるはずです。
以下に、卓球部員による卓球部員のための心得を記します。恥ずかしがってはいけません。即実践です。
心得① 何はともあれ、身だしなみを整えよう
卓球に対してネガティブなイメージを持つ人の多くは、卓球=オタクっぽいという印象を持っています。
実際に当事者がオタクっぽいかどうかはさておき、たしかに身だしなみに無頓着な人が卓球部員には多いように感じます。
もはやスポーツの種類は関係ありません。プレイヤーの問題です。
卓球が上手くなれるかはさておき、もっと本質的な、人としての魅力を高めることで、自信を手に入れることができるかもしれません。
とりあえず美容院に行こう
髪型と眉毛を整えるだけで、相手への印象は大きく変わります。
ツーブロック、短髪はさっぱりしてお薦めですが、長髪でも清潔感のある髪型にしましょう。
外見よりも内面という言葉はもちろん承知していますが、外見を整えることで自信がつき、内面や行動にも変化をもたらします。婚活などでもよく出るフレーズです。
就活などでもプラスに働くことは間違いありません。髪なんかどうでも良いと思うかもしれませんが、驚くほど得しかありません。
スマホなどで少し検索すれば近所に美容院があるはずです。勇気を出して予約して、髪を切りに行きましょう。
予約はホットペッパービューティーなどを使ってWebで簡単にできます。行くまでに電話などをする必要もなく、受け付ける側もWebがスタンダードなため、心配は無用です。
来店前に事前にヘアカタログなどを見て、やりたい髪型のイメージを持っておくとスムーズです。恥ずかしがらず「変わりたい」「イメチェンしたい」ということを伝えても良いかもしれません。
「言うは一時の悔い、言わぬは一生の悔い」。まさにこの言葉どおりです。
朝練よりもドライヤーを優先
いつも朝練、お疲れ様です。
髪を切るだけでも大きな一歩ですが、もうひと手間かけられるのであれば、朝のドライヤーをお薦めします。切った髪も、セットしなくては元も子もありません。
ワックスを付けてキメキメにしろと言っているのではありません。ドライヤーだけで充分です。
寝ぐせ直しに髪を濡らし、乾かしながら整えてみてください。コツは、少しボリュームを持たせるようにしておくことです。
社会人や大学生の皆さんは、ヘアスタイリング剤なども使えるとなお良しです。
ポイントはベッタリつけずサラッとつけること。不慣れでも、それだけ守ればおかしなことにはならずい良い感じになるでしょう。
朝ドライヤーの威力は大きいので、ぜひ実践していただきたいです。
服はジャストサイズを追求
自分の体に合っていないサイズの服を着ていませんか?
ダボっとしたシャツを着ていたり、裾の丈がおかしなジーンズを履いていたりすると、印象はいまいちです。
最近ではユニクロやGUを始め、楽天やAmazonなどの通販でもお手頃価格で服を買うことができます。
流行を気にして、奇抜な物を無理して着る必要などは一切ありません。体に合ったサイズ、丈の服であれば、無地などのシンプルなものでOKです。
仮に、卓球を嗜む人に多い細身の体型であれば、スキニージーンズなど細身のズボンがあるとお洒落感が出るかもしれません。
ユニフォームや練習着も同じです。自分に合ったサイズの物をきちっと着こなせていれば、それ以上は必要ありません。柄などは気にするところではないでしょう。
強いて言えば気を付けておきたいのは、靴下です。ハイソックスなど丈の長い靴下は卓球の短パンのユニフォームと相性が悪いので、短めの靴下にしましょう。
私服もユニフォームも、着る前にはアイロンをかけておくとより良いです。
健康的に見える効果が期待できます。
卓球王国だけでなくファッション雑誌をチェックしよう
卓球王国や卓球レポートなど、卓球を楽しむ人たちの愛読書とも言える月刊誌がありますよね。
筆者は水谷隼選手と同世代だったので、同じ年代の選手の活躍を夢中になって読んでいました。
ドライブのやり方や練習方法など、参考にさせてもらった記事は数えきれません。いつもありがとうございます。
・・・ですが、今回皆さんに読んでいただきたいのは、ファッション雑誌です。
熟読して同じ格好をする必要はありません。伝えたいのは、世の中のトレンドに関心を持って欲しいということです。
筆者もそうでしたが、部活などで忙しい毎日を送っていた学生時代は、空き時間は好きなゲームかテスト勉強くらいしかしていませんでした。卓球を含め、もはやそれしか目に入っていなかったというか、それで毎日が満たされ充実していました。
でも、世の中はとても広い。自分の世界で好きなことを極めることも大切ですが、トレンドに敏感になっておくことは勉強や仕事で必ず役立ちます。
自分=正解と思わずに、「良い感じ」と思ったファッションや髪型などを取り入れることにもチャレンジしてもらえたらと思います。
心得② 弱くていい。でもフォームは上手い人を徹底的にパクれ
身だしなみと並んで改善したいのは、卓球のフォームです。
一定のレベルを超えてくると、選手がラケットを振るフォームは動きに無駄のない形にまとまってきます。
オブラートに包まず言いますが、初心者を始め一部のプレイヤーは、ちょっと面白い?奇妙な?フォームになってしまっている場合が多々あります。
フォアハンドもバックハンドも正解のフォームがあるわけではないですが、強い人は振りも自然でカッコいいのです。
見た目のためだけでなく、技術面の向上にも直結するので、フォームの改善はぜひ取り組みましょう。
かっこいいフォームは、YouTubeなどのSNSでプロの動画を見て研究できます。
筆者からポイントを伝えるなら、「肘が上がらないようにわきを締める」「手首を無駄にひねらない」「前傾姿勢を保つ」といったところでしょうか。
基礎練習あるのみ。きっと上達にもつながるはずです。
心得③ 卓球が好きなことに胸を張れ
「何かスポーツはやっていたの?」「学生時代に入っていた部活は?」。
スポーツや部活の話題は、就活や飲み会、日々の雑談など、あらゆる場面で話されます。
そんな時は胸を張って、卓球のことを話してください。
ラケットやラバーのこと、練習や試合のこと、プロ選手のことなど、なんでもOKです。最近ではTリーグといったプロのリーグ戦も行われいるため、間違いなく
あえて隠す必要性はありません。好きなことを好きと言える方が、よっぽどカッコいい。
近年の個性を大切にしようという社会の流れが、自分たちにとって大きな追い風になっています。卓球を人生の糧にできるか否かは、皆さん次第です。
まとめ
かっこん、かっこんー。キュキュッ。
ボールの打球音に、シューズが床に擦れる音。
確かに耳に残る音色は、卓球に懸けた熱い気持ちを掻き立てます。
黒歴史なんて自虐しないでください。卓球は素晴らしいスポーツです。
あえて偏見を持った視点で書きましたが、多くの皆さんと卓球の楽しさを共有できればうれしいです。