早咲きの桜として知られる河津桜。2月上旬から3月上旬頃まで可憐に咲き誇るピンクの花々は、一足早い春の訪れを告げ、道行く人たちの心を躍らせます。
神奈川県の松田町では2月11日から3月6日までの期間、西平畑公園で河津桜を楽しめるイベント「第23回まつだ桜まつり」を開催しています。今回は、早咲きの河津桜と黄色に輝く菜の花、雪化粧した富士山のコラボレーションが楽しめる松田町の桜まつりを紹介します。
まつだ桜まつりってどんな祭り?
桜まつりは、松田町や町の観光協会などによる実行委員会が開催。約360本の河津桜が楽しめます。会場は駅から少し離れているため、車かシャトルバスが便利です。
日時や場所など
・ 日時 2月11日(金)~3月6日(日)、9時~16時
・ 場所 西平畑公園(神奈川県足柄上郡松田町松田惣領2951)
・ 入園料 大人300円(18歳以上)、6歳以上18歳未満は100円
・ アクセス 【車】東名高速「大井松田IC」より約5分/【電車】小田急線新松田駅またはJR御殿場線松田駅
★★駐車場は2種類★★
① 【会場隣接の駐車場】会場直通で最高の立地。約60台駐車可能。料金は1日1000円。
② 【臨時駐車場】祭りの期間中、酒匂川の河川敷に開設されています。会場まで徒歩25分程で、料金は無料。会場へは30分毎にシャトルバスが運行しており、料金は大人160円、小人80円。カーナビに設定する住所は「神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1596-1」。
その他、詳しくは松田町HPに掲載されています。
2022年の見頃はいつ?
2月26日に現地確認したところ、開花状況は二分咲きでした。写真のような感じで、満開の菜の花に対して桜はまだまだ寂しげです。祭りの終盤に向けて花開いていき、週末の3月5日(土)や3月6日(日)は最高の状態かもしれませんね。
お薦めの楽しみ方
桜をより楽しめるよう、会場には鉄道や散策路などがあります。写真映えするスポットを探したり電車に乗って場内を周ったりするのがお薦めです。
新型コロナウイルス感染症対策のため、飲食物の出店はないため注意しておきましょう。
ふるさと鉄道
鉄道というには少し迫力に欠けるかもしれませんが、子どもにも大人にも大人気の乗り物です!ゲームセンターにあるトーマスの乗り物のような感じですね。
乗車時間は往復で約20分(一度も降りず往復します)。会場の頂上まで乗せてくれます。
実際に乗ってみると、見た目以上にスリリング!料金もそこまで高くなく、ディズニーランドのアトラクションに乗ったような気持ちになれるので、けっこうお薦めです。
なお、ふるさと鉄道は人気のため、乗車券の売り切れに注意が必要です。会場に到着したら、まず最初に切符をゲットすることをお薦めします。
- 期間 祭り期間中は毎日 ※雨天の場合は中止
- 時間 10時35分~15時35分
- 料金 大人300円 小人200円
散策路
河津桜と菜の花畑のコラボレーションが楽しめる、斜面に設置された散策路です。公園入口からは上っていくことになりますが、車やシャトルバスで訪れた場合は下っていきます。
途中にはすべり台が2台あります。小さな子どもがいるファミリーにとっては嬉しいですね。
松田山ハーブガーデン
桜にちなんだ可愛らしい商品が販売されています。会場にはほとんど店がないため、お土産はこちらで買いましょう。
みかん
かながわ名産100選にも数えられる松田町のミカンは、町の名産品として多くの人に親しまれています。松田山一帯には南面の傾斜を利用したミカン狩り農園もあります。
この食べ頃のミカンを、祭りの会場で買えます。料金は200円~500円程度と安く、量も多いのでお土産にピッタリです。
飲食店など
2022年の祭りでは新型コロナウイルスの感染対策のため、会場内で飲食できるような出店はありません。食べ物などを持ち込んで飲食することも禁止されています。せっかくの桜なのでお花見を楽しみたいところですが、今年は我慢ですね。
松田町で食事をするなら、松田観光ガイド(町の観光協会のHP)などを参考にすると良いかもしれません。
実際に歩いてみました
管理人は4年程前に一度行ったことがあり、今回が2回目ということで遊びに行ってきました。
車で会場に向かい、隣接の駐車場に駐車。前回は臨時駐車場に停めてシャトルバスに乗りましたが、子ども連れだったため少し窮屈に感じたので、今回は隣接の駐車場にチャレンジしました。
駐車料金が1,000円かかりますが、とても楽ちんでした。
天気も最高!せっかくの花見ですから、遊びに行く際は天気も要チェックですね。
今回は運良くふるさと鉄道の切符をゲットできたので、運行時間まで園内を散策しました。
コキアの里という場所に向かって山道を歩いて行ったのですが、鉄道の時間が来てしまったため途中で断念。残念でしたが、緑に囲まれた山道は森林セラピーという感じで、とてもリラックスできました。
看板の通り、熊がいそうな雰囲気はありました(遭遇したら逃げましょう)。
列車の最終地点である頂上周辺は、日当たりの関係かほぼ満開でした。景色も良く、とても良い眺めです。
列車を下車後は散策路に向かい、河津桜と菜の花の色彩豊かな競演をゆっくりと楽しみ、帰路につきました。
インスタグラムなどが流行していることもあってか、フォトジェニックな場所が多いため、老若男女問わず多くの人が訪れていました。写真映えしそうなスポットは人だかりができているので、皆の真似をするだけで良い感じの写真が撮れそうです。
新型コロナウイルスの影響で飲食はできませんでしたが、とても満足度の高い旅となりました。
それにしても、もっと写真が上手くなりたい・・・!
まとめ
- 2022年の見頃は3月5日(土)・3月6日(日)
- 無料の臨時駐車場からはシャトルバスが運行
- 着いたらまず、売り切れる前にふるさと鉄道の切符を買おう
- 飲食できる出店がないため、食事する場所を下調べしておくと◎
都心から約1時間ほどで行ける田舎町ならではの程よい混雑具合。コロナの感染対策を気にしている人も、気軽に楽しめそうです。
ぜひ足を運んでみてくださいね!